模型技術 パーツの裏側の塗装について

 パーツの裏側を気にする人がどのくらいいるのかわかりませんが、以前、当サイトのBBSで質問があったこのことについて、再掲。(今後もこのパターンは掲載していきます。)

■Question:「肩当ての裏や、その他の覗き込まないと見えない部分(脚部を曲げた時のすきまなど)は皆さん塗装されてるのかどうかです。ちなみに私は今まで塗装してませんでした。もし塗装されてるならどういう風にされているのかを教えていただけるとうれしいです。」

Answer:パーツの裏側の塗装について
 私の場合は、さくっと作るベタ塗りの作品の場合は覗き込まないと見えない部分は表の色と同じ色で塗っています。表が白い装甲なら一緒に白で塗っちゃいます。
 しかし、コンテストに出す作品の場合は、みんな覗き込んで見るので意識して塗っています。例えばMGケンプファーとかは黒で全パーツを塗ってから、その部分を塗リ残すことで装甲の裏を黒にしておきました。コンテストの場合、実物審査の場合は装甲の裏を塗っているかどうかは、私も審査・投票する時は見るポイントにしています。
 黒立ち上げでない場合は、ウェザリングして空間の間をうめる場合もあります。

 「なんで黒系か?」というのは、ネットに掲載されているガンプラはデジカメで撮影したときに自然に陰影がついて装甲の裏も黒っぽくなっています。ホビージャパンなどの模型誌の作品も同様に写真でとったときに自然に装甲の裏が黒っぽくなっています。「ガンプラに情報量を少しでも与えたい」ということで、黒系がかっこよく見える情報なんだと思います。

 全体のバランスを考えて、目立つところの裏は黒系で塗っておくと作者の気配りが感じられて好感度があがります。ですが、黒が正解というわけでなく、黒系で塗っている人が世間的に多いというだけであって、別に赤とかで塗った方が「かっこいいと思える色バランス」でよければそれでいいと思います。

 秋葉原などにはプロの作品が多数実物が常に展示されていますから覗き込んで見てみてください。よく見えないところは別に塗る必要ないと思いますよ(塗る人もいますが)。ですが覗き込んで見える部分の気配りをどうしているかはいい作品の実物から学ぶといいと思います。

 装甲の裏の塗装に興味をしめしたのは、ステップアップのチャンスです。がんばってください。

■Question2:「大変詳しく説明していただいてありがとうございます。今回の説明を読ませていただいてまた一つ疑問がわいたんですが、装甲の裏側の合わせ目処理などはどうなってるのでしょう?
 私は内部パーツ作成→内部パーツ塗装→内部パーツ全部マスキング→装甲はめて合わせ目処理→装甲塗装という手順でやるんですが、このやり方だと装甲の裏は合わせ目処理できませんし、装甲の裏の塗装もできないです。私のやり方はどこか間違ってるんでしょうか?」

Answer:装甲の裏の合わせ目消しについて
 スケールやキットによって適切な方法があると思いますが、一般論として、装甲の裏の合わせ目消しは、「覗き込んで見えるところまで行う」というぐらいです。しかし、私が思うに覗き込んで装甲の裏面が見えるところってほとんどないですよ。また、「黒で塗装していれば」装甲の裏の合わせ目はほとんど目立ちません。私の作品の例をいくつかしめしますので参考にしてください。

 HGUCギャンは、簡単フィニッシュでお手軽に作ったのですが、少しでも雰囲気を出すために足の装甲の裏は合わせ目は消してませんが目立つのでラッカー黒で塗りつぶしています。腰の装甲の裏も目立つので黒ベタです。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~RUN/work/re16gya/0.html

 新作のモビルグーンは一日で作った作品ですが、キットの装甲裏は黒を混ぜた溶きパテで塗りつぶしていますが、ベースがあるので覗き込んでも見えないので装甲の裏の合わせ目は消していません。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~RUN/run/20040429seed/a2.html

 MGケンプファーの場合は、コンテストで入賞を目指した作品です。肩の内部パーツの裏は覗き込むと見えるので内部の合わせ目を消し、更に黒立ち上げで黒を塗り残しています。結果的には大賞をいただけました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~RUN/work/re11/kanp1.html

 MGシャイニングガンダムは特にコンテストの予定もなく、色味の実験などのために作った作品ですので装甲の裏の合わせ目も消してないし、装甲の裏は表面と同じ色で塗っています。ネット上に掲載する分には自然な影ができています。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~RUN/work/re15sh/0.html

 以上のように、その時目指すレベルに応じて装甲の裏の合わせ目を消すか消さないか、黒で塗るか否か判断します、もちろん部分ごとにです。ホビージャパンの作例、キットの完成例写真も参考になりますので勉強してみてください。

Answer:塗装の手順について
 装甲裏面は覗き込んで見える部分まで合わせ目を消したらいいのではないでしょうか。余談ですが、私の場合、マスターグレードの場合は間接は最後に塗装することが多いです。装甲の色味を組んだままエアブラシしてだいたい完成させてしまって、最後に間接の色を全体のバランスに合わせて決めたりします。デザートザクやケンプファー、シャイニングガンダムなどみなこの方法です。

■現在では、基本色に黒を混ぜるのではなく、赤なら茶、青なら濃緑など、ちょっと感じが違う色を装甲の裏に色を残すのが好みです。 [RUN] (20006.05.09 UP)

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